News 23

こんばんわBeerです.


誰も何も書かないので,今日の出来事を.




あれは夕暮れ時,裏で一服して大部屋に戻ろうとした時でした.僕がエレベータに乗り込んだ直後,向こうから急ぎ足で迫ってくる人がいました.
僕はイイ人偏差値が高いので,もちろんその人の為に「開」ボタンを押しっぱなしにして待っていました.スーツに身を包んだ,恐らくは化学系の営業の方でしょう.
「すいません」
そう僕にお礼を言っておもむろに6階のボタンを押しました.


「五時か…」
エレベータ内でその人が腕時計を見てつぶやきます.大変疲れているようで,僕はその一言から
「営業ってのはツライやね.まだまだ先が長いのかい?ご苦労様.でもこんな状況(エレベータの中で二人っきり)でつぶやかれても,(お前みたいな若造にはこの苦労は解るまい)と暗に言っているようにしか受け取れませんよ.同情が欲しいのかい?」
と,心の中真っ黒偏差値も高い僕は思いました.


エレベータは僕が押した五階で止まりましたので,僕は降りようしました.するとその営業マンまで降りたではありませんか.そこで以下のやりとりをしました.


Beer「ここはまだ五階ですよ?」
営業マン「あッ」
Beer「大丈夫ですか?」
営業マン「どうも…」
Beer「どうも…」





「どうも」ってのは便利な言葉ですね,と言いたいんじゃありません.







「大丈夫ですか?」


を英語にすると


「Are you alright?」


で,さらに日本語に再変換すると


「(頭)大丈夫ですか?」


となるのは非常に趣があり,ブン殴られなくてよかったなぁという話でした.


その日本語は間違いです―正しい言葉の使い方 (日経ビジネス人文庫)
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