煙草のある風景

やぁこんばんわBeerです.


夕方近く,煙草を吸って休憩していると近くで男子学生がうろうろしていた.




誰かを待っている様子だった.しばらくして建物から出てきた女子学生3人組が彼に声をかけた.待ち人は彼女らの内の一人の子.


女子学生1 「お待たせ〜」
女子学生2 「なにぃお迎えあり〜?」
女子学生1 「アレうちのベンツ君」
女子学生3 「お〜ベンツ君」
女子学生2 「ベンツく〜ん」
男子学生 「ベンツで〜す」
女子学生2 「ベンツ君ってアッシーじゃん」
女子学生1 「いや彼はグレートだから」
男子学生 「グレートで〜す」


でも彼が乗っていたのは自転車だ.ベンツではない.
自転車じゃあアッシーにも限界があるだろう.その前にアッシーって.
グレートってなんだ.


一列に並べていろいろ詰問したかったが,そのとき僕がやっていた仕事は便所掃除のような事だ.白衣を着て.


その場に正しい者は一人もいなかった.


そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
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