教師物語
問題はだ，びんびんだと著作権に抵触しそうなので代わりに‘i’の母音を持つものをア行から順番に探していたら４番目にこんばんわBeerです．
「また下ネタか」とお思いの方に対し，何を言っとるのですか，ア行，カ行，ガ行ときて４番目はサ行ですぜ，なんて答えも用意しましたが敢て使わない．そんな人が行う授業の風景．
我輩は講師である．給料はまだ無い．
というワケで，僕は今秋からさる農業学校で化学を教えたりなんぞしているんですが，はやいものでもう３回目の授業となりました（給料はまだ入ってません）．全７回の授業の３回目ということで，僕自身ちょっと中弛みしています．遅刻してしまいました．
いや家は７：３０分に出たんですよ．でも長久手のほうは愛知万博とやらの影響でやたらと渋滞しているんですよ．しかも雨まで降っていたので余計大変ですよね．なんて職員の方々に言い訳していると，
「いいですよ．先生にも事情がお有りでしょうから．交通事故にだけ気をつけていただいてゆっくり来て下さい．」
と笑顔で労られましたが，目が笑っていないと言うのはこうゆう事かと．それはもうスゴイですから．
さて教え子達が待つ教室へ行きまして授業開始です．今回から有機化学のなんたるかを教えてます．まずは「官能基が性質を支配するんだよ」なんて言いながらエーテルやアミン，カルボン酸などの臭いをかがせました．中でも酢酸はきつかったらしく，
「先生俺たちの事嫌いなの？」
と言われました．これに対し僕は
「グズは嫌いだよ」
とドーラの真似をして答えたのですが誰も解らなかった模様．
１コマ目はアルカンまで教えて終了です．２コマ目はというと，
「ヘプタンC7H16の構造異性体を全部書いて命名して俺んトコ持ってこい．出来たやつから今日は終わりな．」
という豪快な手抜きっぷり．
皆さんが一生懸命考えている中，僕は生徒が持っていたヤングジャンプをずっと読んでました．給料はまだ入ってません．
１２時ちょい前に終わらせて，出席簿を提出してお仕事は終わりました．トイレでチョークにまみれた手を洗い，ネクタイを緩めます．「今日はどこでご飯食べてこうかな」などと考えながら車に乗り込みました．すると一人の女生徒が近づいて来ます．
「先生，あのね・・・」
うぬぬ，最後にまた妄想癖が．
いや，全部妄想です．これくらい手ぇ抜いて講義出来たらなぁってことですよ．現実には遅刻してませんし，漫画も読んでいません．
だったらイ〜イな〜とお〜もおったぁ金曜日♪
